価値観が大切なのは「未来起点」だから

価値観で響く人と出会いなさい。自分でも不思議なくらい、しつこく伝え続けてきたのですが、なにゆえ、私はそこまで価値観で通ずることにこだわるんだろう?ってふと疑問が湧いてきまして。しばらくこの問いを泳がせていたら、ふいに答えが降りてきました。

価値観は「未来起点」だから

ああそうか!って、ちょっとした「ひとりエウレカ状態」になりました(笑)。価値観は未来起点だから、自分メディアは、価値観で響くことが大切なのです。なぜなら、私たちが望んでいる未来=価値観を実現するためには、「未来」で共鳴する人の存在が必要だから。

でも、「価値観は未来起点」そう言われてしっくりくる人、どのくらいいますか?案外、価値観って「過去」から醸成されるものという感覚の人も、少なくないんじゃないでしょうか(私も割とそういう感覚を持っていました)。

ですが、過去の経験から炙り出される価値観って、実はちょっとした答え合わせにすぎないんですよね。しかも、ある瞬間の、特定条件下に限った答え合わせです。だからそこでうまくいかなかったからといって、これは私の価値観と違う!と結論を急ぐのは早合点だった!なんてこともあるかもしれない(笑)。まぁ私は、違ったわ!と思ったらさっさと切り替えてしまうタイプなんですが。

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価値観は、生まれてこの方変わっていない(仮説)

価値観は、魂のミッションと同じくらい、生まれてこの方変わっていない。というのが、本日時点の私の「仮説」です。つまり、価値観=ミッション=生きる目的ということですね。価値観は変わらない、って書きましたけど、巨大な岩のように不動で構えているものではありません。価値観は「表現の自由」と隣り合わせ。つまり変幻自在なのです。どう表現するかはあなた次第。風に舞う蝶のように、嵐の海のように、轟々と燃え盛る炎のように表現することもできる。だからまぁ、痛い目に遭ったりもするわけですが(笑)、それもまぁ、人生を彩るお楽しみのひとつ、ということですね。

空を舞う蝶のように?
燃える炎のように?

その未来、誰と一緒につくりますか?

あなたが望んでいる未来は、ひとりで実現できそうですか?フリーランスであってもお客さまがいますし、人によっては従業員を雇用したり、信頼できるパートナー、外注先といった「誰か」の存在が必要になってくるはずです。その「誰か」について、とりあえず売上が上がれば、モノと納期と予算があえば「誰でもいい」としてしまうのか、自分の価値観と通ずる人と仕事をしていくのかで、未来の景色は絶対に変わってきます。

とはいえ、望んでいる景色が現実味を帯びてくるまでには、タイムラグがあります。1年後なのか、5年後なのか、はたまた10年経ってやっと20%!なのか。とにかく、あなたが現実にしたい未来(価値観)の規模や難易度によって、どんな人たちとご縁や絆を結んで進むかによって、かかる時間も変わってくるのです。

ネット上の自分メディアを持っておくといいことのひとつに、自分の分身を増やして、接点を増やせることや、「今」という時間軸を超えて伝えられるということが挙げられますよね。今はSNSをはじめ、山ほど発信媒体がありますし、最初は何でもやってみる精神で、気軽にはじめてみてもいいとは思いますが、そうは言ってもあなたの時間や労力というリソースに限りがあります。最終的には、あなたの未来の景色にいる人たちはどんなメディアによってリアクションを起こすのか?という未来起点で絞り込む方が、望む未来をより早く実現できるんじゃないかなって思います。

ちなみにメルマガをはじめた当時の私は「未来起点で選ぶ」なんて発想はもっていませんでした。まだエウレカ前ですからね(笑)。LINE公式もはじまっていませんでしたし、SNSも今ほど盛んではなかったですから、迷いようがない状態でスタートできたのは、私にとっては幸いだったかもしれません。なぜなら、価値観=未来でつながるということは、ある程度長く続けられることも、メディア選びの大切な条件になってくるからです。

7年がかりの壮大な実験だった?

このブログではTOMOKOという本名を明かしていますが、私はずっと自分の経歴も名前も明かさずメルマガを書いてきました。なんで?って言われたこともよくありましたし、自分でもよくわからずにそうしてきたところがあったのですが、おそらく「人は価値観でどこまで通ずることができるのか?」これを試したかったんじゃないかって。

9割の人になんて回りくどいことを!って驚かれそうな話ですが、まぁそのくらい、私は価値観で通ずることを大事にしてきたということです。なぜならそれが「未来をつくる」ってことを、ずっと心のどこかで感じていたし、信じていたからでしょう。でなければ、こんなおかしな実験はできません(笑)

社会的な権威性とか、素性を一切明かさずとも、今の私が何を伝えているか?でメルマガを読み続けてくださる、手をとってくださる人がいるという確信が深められたのは、とても大きかったように思います。もちろん、こんな回りくどい方法は、万人にオススメするものではありませんが、今の世の中は、立場がある人ほど言いたいこと、思っていることをストレートに言いづらい、ある種の監視社会みたいなところもありますよね。案外、自分のようで自分でない「アバターの自分」で表現することで、表現する純粋な喜びや、自由を感じられたり、抑え込んでいた自分を解放できたり、呼吸するように表現できる、そんな人もいるんじゃないかなって思います。

我ながら相当に回りくどいことをしてきましたが、この間、私は思う存分、自分が試してみたい、ありとあらゆる表現をメルマガの中で試してきました。その経験があったから、どんな表現=未来も自由自在という感覚を自分の中で育てることができましたし、今までと全然違うスタイルで、ろっぺん書房のメルマガを突如はじめられたのも、人から見れば「ムダ」と思われるような伏線があったからです。

全く性格の違う2つのメルマガを運用しはじめたことで、ここからさらに表現の可能性を進化させられる、という未来の手応えのようなものをすでに感じているのです。もちろん、その進化の様子を見届けてからじゃなきゃ信用ならねぇ!っていう人もいるかもしれませんが(笑)、私からすれば、これだけありとあらゆる可能性を試せる「自分メディア」をやらない選択肢なんてありえないし、ほんと、やらないとモッタイナイよ!って思います。

メルマガはある種「読む人を選ぶ」メディアですが、見方を変えると「選ばれし者しか読まない」メディアとも言えます。あなたの思っていること、考えていることについて興味関心を寄せる人、なにかしら未来に共鳴しているしか読みません。ある意味、ろっぺん書房のメルマガをちょっと(かなり?)無謀な形ではじめられたのも、3通目でいきなり名前を変えると言い出せるのも、読者のみなさんに対して、私が信頼を寄せているからです。

メルマガがあなたの価値観に共鳴する人の集う「場」という性質を持ち始めると、とてもパワフルなものになっていきます。このメルマガを読み続けているあなたのことですから、実はいろんな「顔」を持っておられるのでは?案外、「裏の顔」を見せた方が共鳴、共感する人がたくさんいた、なんてこともあるかもしれません(笑)。自分メディアを上手に活用して、自分と誰かの未来を自由にする人が増えたらいいなと思いますね。

【編集後記】
価値観はすなわち未来です。って言って、どのくらいの人がそうだそうだ!と言ってくださるのかわかりませんが(笑)、個人的には今までにないくらいストンと腑に落ちた感があったので、今回は鮮度のままに書いてみました。もうちょっと時間が経ったら、もっとこなれた感じで書けるかもしれません。ウイスキーのように熟成されていく過程もお楽しみいただけたらと思います。
ではでは。
T O M O K O

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書いた人

ろっぺん書房
自分メディアプロデューサー

社員にも、世の中の誰かにもやさしく、着実に成長しつづけたい経営者のための自分メディアプロデュース。発信のコアと、自分らしい発信スタイルを発掘し、新規事業のスタートやリスタートを応援します。

小学生の娘と、スナップエンドウを愛する豆柴と一緒に神奈川県の某所で暮らしてます。

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