夢との対話(夢日記| 2026/4/8)

ことばにする
こぼれおちていく言葉
選ばれなかった言葉
ことばにできなかったものたちの存在

わが帝国の民よ

よしよし、いい子だ
従順なことばを手なづける
悪い子は虐げられる

王はことばの民なぞ見ていない
どこを見て話している
下々の民をなんだと思っている
我々を見下すな
小さな反発と抵抗
見えているのはほんの一部

ことばにされまいと抵抗する
隠れる
反発する
抵抗する

ことばにされなかったものたちの声
ことばにできたなんて思うな
奢るな

沈黙ということばがある
ことばにならなかったものたちの
最後の砦

石油が枯渇する
二億年のいのちの結晶を
百年余りで消費し尽くしたのは誰だ

ことばの油田はどうだ
結晶するのに何年かかる
感覚の地層を掘る
細やかにとらえよ
みなまで言わんでいい
簡単に言い尽せると思うな

言葉は無力なのか
最後まで言葉にするのは誰だ

書いた人

「感覚することば」で、感じながら解く知性を育てる人。

メーカーで13年、管理職として働いてきました。組織の論理の中で、自分の感覚を「使えないもの」として脇に置き続けた時間。組織を離れた私が、ことばを求める経営者との対話を重ねる中で気づいたこと。それは、ことばにならない直感や感覚を、信じて進むことの大切さでした。

AIの分析力はすでに人間の能力を追い越しつつあります。でも、人間の感覚と感性を基盤とする知性がなければ、組織も、個人も、未来の方向を見失ってしまいます。

「感覚することば」は、感じる、対話する、ことばにすることで、感じながら解く知性を育てる営みです。ことばが感覚となり、感覚に物語を与えることができるのは人間しかいません。「感覚することば」はAIと対立しません。激動の時代を生きるわたしたちの、たしかな力になるはずです。

▼ダイアローグの場を、定期開催しています。
AI時代に、人間が書く意味をともに考える〜対話編〜