Kindle絵本『もし、パパとはいしゃにいったら』が完成しました!

娘の絵本『もし、パパとはいしゃにいったら』が完成しました!
https://amzn.asia/d/1dUVKor

母親が本名で活動しだしたことと関係があるのか、ないのかわかりませんが、娘の要望で絵本はKORO×KOROではなく、本名のCOCOROで出版してます。

「もしパパ」で検索すると出てきます(笑)

前回のメルマガを書いた後、実際にデータをAmazonにアップしてみたら、結構細かいところまで背景透明にしないと、イラストが綺麗に出ないことが判明。

1ページ1枚ずつのスケッチだったら、スキャンするだけで済んだのかもしれませんが、1ページに複数描かれたものを、1つずつ切り出していったので、不要な部分を消したり、コドモあるあるな汚れを取り除いたりしていたら、パパの顔とか、目、髪の毛のスキマみたいなところまで背景透明化するハメに(笑)

この作業をシロウトがチマチマやるのは相当エグい!と思ったのですが、ココナラで依頼しても今ひとつなものしかあがってこなかったため、自力で夕飯つくりながらコツコツ透明化しました(汗)。

オンデマンド印刷にも挑戦!

せっかくなんで、今回はオンデマンド印刷にも挑戦してみました。試し刷りを取り寄せてみたのですが、思っていた以上に良い出来栄えで、ちょっと感動。

試し刷りは発注後2日で届きました
福音館書店の「こどものとも」みたい

ちなみに、オンデマンド印刷の選択肢なんですが、日本のアマゾンではプレミアムカラーか、白黒かの2択です。それから、表紙だけカラーにして、中身は白黒っていうのもできません。

白黒にした場合にデッサンの濃淡がどう出るのかわからなかったので、今回はプレミアムカラーを選択して、表紙は「光沢あり」にしてみました。 

印刷時の原稿のアップロードなんですけど、本文と表紙を別々でアップロードするのは電子版と一緒なんですが、表紙は、表紙−背表紙−裏表紙が一体化したデータでアップする必要があります。

ちゃんと端のところまで綺麗に印刷されるように、断ち落としを考慮した表紙の原稿をつくるのですが、個人的には、この作業がCanvaじゃしんどいわ!って思いました(笑)
いちおう塗り足しとかトリムマークの機能とかもついてるんですけど、こういうのはAdobeの方がいいんだろうなぁ・・・。

今回はつくった原稿がどうなるのか、ひと通り自分で確認してみたかったので、自分でやりきっちゃいましたが、表紙に関してはプロに頼んだ方が、確実で安心だなって思います(笑)

ちなみに印刷コストはいかほどで?

ちなみに、オンデマンド印刷での出版に興味がある方は、費用がどのくらいかかるのかが気になる方も多いのでは(私もそれが知りたくて試作したとも言えます笑)。
ということで、Amazonにお叱りを受けない程度にお伝えすると

【今回の仕様
・21cm×21cm のカスタムサイズ
・46ページ
・フルカラー
・表紙は光沢加工

印刷代は4**円。

これを安いと捉えるか、高いと捉えるかはみなさん次第でございます。私は案外安いなって思いました。今回のオンデマンド印刷版は855円で販売しております。この価格で1冊売れると、娘は駄菓子屋でお菓子が1個買えるかな?という利益です(笑)。最近は駄菓子もちょいと値上がりしてますからね。つまり数十円ってことです。数十円の「数」に何が入るかは、みなさまのご想像にお任せします。

オンデマンドの「承認」までにかかったのは2日半くらい。それからPrime会員なら送料は無料で購入できますが、配送におよそ3日かかります。

紙の本の著者さんからロイヤリティの話なんかを聞いても、Kindleと比べて紙の本の金銭的な利益って意外と微々たるものなんですよね。なので、娘の絵本の利益は、まあまあ出版業界(紙で出版すること)のリアルを伝えている気がします。

そうはいっても、昔だったら「自費出版で数百万!」みたいな世界だったじゃないですか。以前お話しした方で、自費出版で300万かかった、なんて方もいらっしゃいました。もちろんしかるべき出版社を通してプロモーションしてもらえれば、読んでもらえる人も増えるんでしょうけれども、ある程度の部数をあらかじめ買い取らないと、その流れにも乗せてもらえなかったり、自費出版の場合は流通までは面倒みてくれないケースもフツーにあるようです。

そう考えると、出版を誰にとっても身近にしてくれて、こどもの本もこんな風に気軽に出版できるAmazonの存在は非常にありがたいし、やさしい仕組みをつくってくれてるな〜って個人的には思います。

野生児のバーン!を嬉しさに還元する

娘の絵本がスマホやiPadで見られるようになった瞬間も「おお〜!」って思ったけど、それでも印刷されたものが手元に届いたら、ホクホクしちゃいました(笑)

原画には原画のよさがあり、デジタルにはデジタルの良さがあります。でも、ちゃんと紙の本として仕立てられると、うれしさの種類がひと味違うものなんだな〜って思いました。これってなかなかに不思議な感覚ですが、実際、手に取ってみると違うのであります。

ちなみに、娘の絵本は46ページに対して、23枚の原画ではなく、実際にはマルマンのクロッキーパッドに描いた1枚の紙っぺらしかなくて、そこに表情が違うパパが9種類。

最近はマルマンのクロッキーパッド&UNIの鉛筆がお気に入り


彼女の場合、素材としてめちゃくちゃ使いやすいパパがいたのも大きいかもしれませんが(笑)、4種類とか少ない数のイラストでも企画・構成次第でオリジナル絵本はつくれるんじゃないかなって思います。そう考えると、48種類*のイラストを投じたLINEスタンプより全然楽ですね(笑)
*注:LINEスタンプも8個からつくれます。48種類もぶち込んだのは私たち親子がそうしたかっただけです。

コツコツタイプのお子さんなら、絵本をつくるために、ちょっとずつストーリーを展開させながら描いていくこともできると思うんですけど、うちの娘みたいに「バーン!どうだ!ハッハッハァッ!」みたいな野生児タイプは、同じような絵を頼んでも、二度と描いてくれません。いや、違うな・・・。もうちょっと正確に言うと、描いてくれなくはないんだけど、面白さの鮮烈さが変わっちゃう、っていうんですか。

厄介なことに、正直者の母親が、受け取った瞬間「ちょっと違う」が顔に出てしまうタイプなので、それで彼女のご機嫌を損ねたことが何度かあります(苦笑)。そんなこんなで、本音を隠せない不器用な母親は、バーン!と出てきたとこ勝負で、一気に企画や打ち出し方を考える能力が磨かれてしまうのであります。

バーン!と出たとこ勝負で「これで何かできるかしら?」っていう素材らしきものをお持ちの方は、一度ご相談ください(笑)

【編集後記】
野生児タイプな娘の絵本、お手に取って笑っていただけたら嬉しいです。
本日11/26(火)17:00 〜 11/30(土)23:59まで無料ダウンロードできます。ではまた。

*オンデマンド版は現在Amazonのレビュー中なので、購入できるようになったら、またこちらにもご案内します(笑)

TOMOKO&COCORO

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書いた人

経営者の方が本業に集中しながら、人と人とが心を通わせ、拠り所となる自分メディアをプロデュース。

小学生の娘と、スナップエンドウを愛する豆柴と一緒に暮らしてます。