ろっぺん書房は、経営者による「顔の見える発信」で、集客・売上・人材・ブランディングといった経営課題の解決をお手伝いしております。本章ではまず、なぜ経営者の発信が重要なのか。その理由からお伝えしてまいります。
1-1. 儲かる経営は財務と「ヒト」の体質が9割
「経営はカネがすべて」そう言ったら渋い顔をする方もいるでしょうか。ですが、利益創出なくして経営は成り立ちませんし、その利益創出には、優秀な人材が不可欠です。
かつてなら、給料や待遇、福利厚生の充実で人材確保できたかもしれませんが、いまは大企業でも先行き不透明な時代です。待遇だけで優秀な人材を集めるのには、限界がありますし、人件費をいたずらに増やすこともできません。
ある程度「ブランド」として認知されている企業はともかく、それ以外の企業は、ほとんど「知られていない」ところからのスタートです。新卒の採用活動が一斉に解禁されるタイミングではじめて自社を見つけてもらったり、募集要項の中身で価値判断されるのではなく、日頃から社長の「顔が見えるメディア」を育てておくことで、
「この社長のもとで挑戦したい」
「この会社でどうしても働きたい」
意欲の高い人材を確保する、大きなアドバンテージになります。
採用エージェントに高い費用を払ったり、土日を返上して人事が採用活動をせずに済むようになれば、人材確保にまつわるコスト削減にもつながります。
1-2.「目的意識」で一致する優秀な人材を確保する
高い学歴を持つ人が必ずしも優秀な人材とはいえない。これは、多くの経営者の共通見解でしょう。ですが、会社の個性や強み、そして今後の事業展開によって、求められる人材像は変わります。
経営者が自分のメディアをもつことは、単なる広報活動ではありません。
「社長の言葉」として、発信を意図することで、経営指針やビジョンはもちろん、あらためて自社の価値や存在意義、今後の事業展開、あるいは現時点の「弱点」も明らかにすることができます。そのようなプロセスを経ることで、「ほんとうに必要な人材」を明らかにし、強いメッセージを投げかけることができるようになります。
もちろん、御社にとって理想の人材、スキルセットを持っている人は、ほかでも引く手あまたかもしれません。ですが、応募時点での学歴やスキルだけでは測れないものがもう一つあります。
それが「目的意識」です。
「なぜこの仕事をするのか」
「この会社に身を置くことで、何を実現できるのか」
経営者の目的意識、向かいたい方向性と本質的に重なる人材であれば、現時点のスキルを凌駕する力を発揮するようになります。募集要項では伝えられない話を、日頃から伝えておくことで、経営の向かいたい先はもちろん、企業に流れる哲学や価値観に共鳴してくれる人材を引き寄せることが大切です。
1-3.読者が読み続けたくなるメディアのカギ
「なぜ、うちの商品の魅力が伝わらないんだろう?」
「うちはいい会社なのに、誰もきてくれない・・・」
お客さまや従業員に、自分の想いが伝わらないと悩んでいませんか?
自分の熱い想いやビジョンを語るだけでは、読まれるメディアに育ちません。ニーズのない商品が売れないのと同じで、読み手の期待とズレた文章は、”読み手不在の文章”になってしまいます。
利益を生み出す会社づくりに、社内の「体温」を合わせることが不可欠であるように、メディアづくりも、読み手の「期待値」に応えながら、体温を合わせることが大切です。
経営者の発信は、読み手に「ひとりの人間」として興味、関心、共感してもらえるかがカギです。とはいえ、本業で忙しい経営者が、自分のどんな話に読者が興味をもってもらえるのか、共感ポイントを探り当てたり、その視点にたって執筆までするのは、現実的ではない、そう感じる経営者も多いのではないでしょうか。
経営者のみなさまは「話すだけ」。本業に集中いただけるよう、メディアの企画〜執筆はお任せください。
ろっぺん書房は、忙しい経営者のみなさまに代わって、発信による経営支援をおこなっております。経営者のみなさまは、リラックスしてお話しいただくだけで大丈夫です。発信の企画から執筆まで、経営者専門ライターにお任せください。
「外部の視点」が入ることのメリットは、フラットな視点で見聞きできることです。経営者ご自身や社内の人間が執筆すると、どうしても「暗黙知」が入ってしまいます。「これくらいは知っているだろう」という専門用語や背景の省略が、思わぬ形で読み手との距離を生み、本当の魅力や価値が伝わらずに終わってしまうことがあります。
読者や顧客と同じ、まっさらな目線で掘り下げていくことで、これまで気づいていなかった自社の本質的な価値や魅力を言語化し、発信まで落とし込むのはもちろん、既存商品の単価や利益アップにつながるアイデアや切り口を見つけ出すお手伝いもさせていただきます。
ろっぺん書房は、表面的なファン化ではなく、みなさまの経営思想や哲学など、本質で共鳴する「資産になるメディア」づくりを目指します。経営者おひとりおひとりの個性や経営哲学、人間的な魅力なども踏まえ、ブランディングにつながるメディアの選択から伴走しております。
誰でもAIを使って”正しそうな”情報をいくらでも入手でき、かつてないほど正解が見えづらい時代だからこそ、経営者の「生きた言葉」が求められています。
生身の経験を重ねることでしか培われない肌感覚や感性はもちろん、変化の激しい時代だからこそ、時代を超えて変わらぬ「本質」がこれからの時代を生き抜く確かな指針になるからです。こんな話は、自分が言わなくても他の誰かが言っている…なんて思わないでください。みなさんでなければ伝えられない言葉を、伝えるお手伝いをさせていただけたら幸いです。